平成17年度市場化テストモデル事業に係る実績評価について

厚生労働省サイトより。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/06/h0601-3.html

平成17年度市場化テストモデル事業(キャリア交流プラザ事業、若年者版キャリア交流プラザ事業及び求人開拓事業)に係る実績評価について


平成17年度市場化テストモデル事業として実施した「キャリア交流プラザ事業」、「若年者版キャリア交流プラザ事業」及び「求人開拓事業」について、厚生労働省の設置する市場化テスト評価委員会(座長:佐藤博樹東京大学社会科学研究所教授、委員の構成は別紙のとおり)において実績評価を行い、別添1から3までのとおり取りまとめられたので発表する。

なお、各実績評価の概要については、別添4から6までのとおり。

PDFファイルなので各自ご覧いただければと思いますが(概要版の別添4〜6がコンパクト)、「国の方が民間より効率が良かった」「民間事業者は目標を達成できなかった」という報告書になっています。
・・・こんな評価をするなんて、勇気あるなあ、厚労省(笑)


来週あたりには、「民が官に劣る訳がない!」ということで、「恣意的なトンデモない分析!」だとか、「そもそも民間が実績を出せないような無理な条件を押し付けていた!」という記事があちらこちらで出るに100カノッサ(古っ!)。社保庁を抱える厚生労働省に関する件だけに。
もしこの分析に突っ込みどころが全くなかったとしたら、黙殺されて記事にされないのでしょうけど。


え?外部有識者からなる「市場化テスト評価委員会」による評価だから恣意的ではないはずだって?いやいや、官に好評価を与える外部有識者はすべて御用学者に決まっているから排斥しなければなりません!!



・・・でも、率直に言って、この評価を一読して「えー?」と疑問を持ってしまった私(笑)
民間が上回った事業もあるし、官が上回った事業もあるし、ほぼ同等の事業もあった、という評価ならこんな疑問は抱かなかったのかもしれませんが。
これはあれでしょうか、私が構造改革教に帰依しつつあるという証拠でしょうか(笑)