厄日

18時。某省でうち合わせをしていたら、職場の部下から携帯に電話が。
「○○先生が、今すぐ来いと言ってます」
「・・・別に月曜質問がある訳でも何でもないよな?何で?」
「良くわからないんですが、××という施策について説明に来い、と言ってます」
「・・・しょうがねえなあ。「今外で打ち合わせをしていますので、終わったらご説明に伺います」と言っといて」
「はい。」



15分後、おろおろした声でまた部下から電話が。
「「まだ来ないのか!」と先生がお怒りで・・・」
「「外でうち合わせ中」って言ったんでしょ?」
「はい、それで一度電話が終わったんですが、また電話があって・・・「国民の代表をいつまで待たせるんだ!」って・・・」
「しょうがねえなあ。」



先方に謝って、とりあえず打ち合わせを切り上げさせて貰う。先方も同業者なので苦笑い。来週改めてうち合わせをセットすることにして、タクシーで議員会館に急ぐ。「この場合のタクシー券使用はミンス様も許して下さるんだろうか?」と考えながら・・・。



到着次第、呼ばれてすぐに参上できなかった事についてまずはお叱りを頂戴する。
「地元に帰りたいのを待っていてやったんだ!会合をキャンセルしたんだぞ!」
「(いきなり18時に電話して、しかも外出先から呼び出したのはあんたじゃないか・・・)」と言い返したいのをぐっと堪えて、ご下問の件についての政府の考え方を説明したら、お気に召さなかったようで、1時間以上罵倒されました(笑)。
「同じ党の○○先生も、これこれこういった逆のお考えも示しておられますように、色々な考えのある問題ですから、すぐ先生のお考えを取り入れる訳には・・・・」
と申し上げたら、
「○○なんて馬鹿の言う事なんてどうでもいいんだよ!」
と同じ党の人間を罵倒して、引き続き30分ほど罵倒されました。



「俺の考えに反対するなら、俺の選挙区で立候補して俺に勝ってから言え!」
「俺たちはもう政権をとるんだから、お前ら公務員は俺の言う事を聞け!」



と有難いお言葉を、計2時間ほど頂いて、ようやく解放されました。
当然ながら、私は、政府としての考え方と、他にも色々な考え方があることをひたすらご説明するしかなかった訳ですが。「その通りです。そのように致します。」なんて言える訳がない。国会でも色々な議論がある問題でしたし。



職場に戻って残務処理。電車で帰れる予定が、予定外の議員対応が入ったせいで、結局、「この場合のタクシー券使用はミ(ry」と考えながらのタクシー帰りでした。



やれやれ(笑
スジ悪な議員対応は結構あるけど、ここまでスジが悪いのは珍しいな。
流石にみなこんな感じではないので、誤解なきよう(笑